スポーツスター用 フロントフォークスプリング WXL-11 |特定商取引| 12月29日〜1月3日までお休みを頂きます こちらのホームページは移転いたしました。 江戸川区のバイクパーツ販売・バイク修理のハンター −> パーツ販売 −> スポーツスター −> スポーツスター用 フロントフォークスプリング WXL-11 スポーツスター用 フロントフォークスプリング WXL-11
リアスペンションはアジャスタブル サスペンション WXL-10として商品化されました。
すると、「リアサスの動きがよくなったら、今度はフロントの動きの悪さが目立つようになってきた」という声を頂きました。 大変お待たせいたしました。フロントフォークスプリング、アジャスタブルフォークキャップが完成致しました。 スポーツスターのフロントフォークは、テレスコピックフォークという一般的なオートバイによく使われる機構のフロントフォークが使われています。 テレスコピックフォークとは、以下のような動きをする機構の事を言います。
図だけで見て、 「なるほど!こんな動きをするのか!?」 とわかる人はかなりの猛者だと思いますが、テレスコピックフォークはオイルがバルブのところを通る際に生じる抵抗によって、減衰を制御する仕組みとなっています。 もっとわかりやすく誤解を恐れずに言えば、フロントフォークの性能は、 バネの硬さと、フォークオイルの硬さで決まると言っても過言ではありません。 スポーツスターのフロントフォークスプリングは長く柔らかい為、 ブレーキング時には、激しく縮み 加速時には激しく伸びきってしまいます。 結果的に・・
といった症状が出てしまいます。 加速・減速・旋回のどのタイミングでもフロントフォークのせいで乗りづらいのです。 フロントフォークの動きを良くする為には二つの方法があります。
前者の場合、リアサスペンションと比べても、金額は高くなり、有名メーカーの物だと50万円以上するフロントフォークもあります。 さすがに、フロントフォークの動きを変えるために、中古のスポーツスター一台分ぐらいの予算をかけるのは難しいと思いますので、 フロントフォークスプリングとオイルを変える事によって、動きを良くするというコンセプトで開発をスタートしました。
前述したスポーツスターのフロントフォークスプリングの問題点をわかりやすく言うと、 この2点をスプリングとフォークオイルで解決しようとすると・・・ 1:スプリングを短くして、バネの硬さをもう少し硬くする 2:フォークオイルを純正よりも硬くする このふたつの方法が必要になります。 スプリングは長いほど、ねじれやタワミが発生しやすくなります。 スポーツスターの純正のフォークスプリングは長い為、ねじれやタワミが発生してしまいます。 純正のフォークスプリングもアルミのカラーで長さを調整していますが、アルミのカラーを長くし、スプリングを短くすることでねじれやタワミに強くしました。 もちろん単純に短くするだけでは意味がありません。 スプリングはプログレッシブタイプです。これだけ拡大して写真を撮っても、わかりにくいのですが、 スプリングの一番上の方と一番下のほうでスプリングの巻き方の荒さが違うものをプログレッシブタイプと言います。 スプリングは荒く巻くほど、強い力を加えても縮まなくなり、細かく巻くほど弱い力で縮むようになります。 一本のスプリングで荒く巻いている部分と細かく巻いている部分を作ることで、 弱い衝撃は細かく巻いている部分で滑らかに吸収し、強い衝撃を荒く巻いている部分がしっかりと吸収します。 結果的に柔らかいサスペンションの滑らかな動きと、硬いサスペンションの強い衝撃を受けても底づきせずに力強い動きの両立を実現しています。 スポーツスター用 フロントフォークスプリングには、バネとしての最高級素材 SWOSC-Vを採用しました。 「SWOSC-V?それはすごい!?」と一発でわかる人は、相当なバネマニアです。 SWOSC-Vという素材の特徴を簡単に説明すると、バネは伸縮を繰り返すことによって、少しずつ本来の性能を失っていきます。 フロントフォークは、伸縮を何度も繰り返す部分です。抜群に性能の良いばねを作っても、すぐに性能が落ちてしまっては意味がありません。 SWOSC-Vにも寿命はありますが、他の素材に比べて、寿命が抜群に長いのが特徴なのです。 また、更にこのSWOSC-Vにバフ研磨の表面処理を施しております。
フロントフォークスプリングは、インナーチューブの中に納まっています。 バネが伸縮運動をする際に、インナーチューブとスプリングの間に摩擦が発生します。 摩擦が発生するとスプリングの動きが阻害され、寿命が縮まったり、スプリングの性能が発揮できないなどの弊害があります。 スプリングの表面の凹凸を極力なくす為にバフ研磨を施し、摩擦が出来るだけ発生しないように処理しています。 また、バネ職人の提案により、サンドブラスト加工も施しています。 サンドブラスト加工を施すことにより、スプリングの硬度が増し、高負荷を掛けたとき踏ん張り感が出ます。
オイルは日本で最も有名なケミカル(オイル)メーカーのワコーズのオイルを採用しました。 ハーレーの純正フロントフォークスプリングは柔らかく長い為、ブレーキをかける際には 一気に縮みます。また、減衰力が効いていない為、伸びる時も一気に伸びてしまいます。 その為、姿勢が安定しないことは前述いたしましたが、姿勢を安定させる為には、 減衰力を発生させ、縮んだバネが元に戻るスピードをゆっくりにしなければなりません。 フロントフォークを変更せずに、減衰力を発生させる為には、フォークオイルの粘度を硬いものに変更する必要があります。 弊社では、テスト時にワコーズの20番のフォークオイルを使用し、良い結果が出ておりますので、ワコーズのオイルをセットで提供いたします。
スポーツスター用 アジャスタブルサスペンションの販売を開始して、もう1年近くになりますが、 沢山のお客様からインプレッションを頂いております。 その中で私たちが感じるのは、 人によって感じ方は違う。 ということです 何度もテスト走行を繰り返し、最適だと思われるセッティングであっても、人によっては、それは乗りにくいといいます。 つまり、最適なセッティングとは、ある程度こちらが指標を示した上で、お客さまが自分で見つけるものだと言えます。 本来スポーツスターのフロントフォークには、セッティング機能はついていませんが、 フロントフォークのキャップ部分を交換することで、プリロードの調整が出来るパーツを開発しました。 プリロードの調整とは、バネをサスペンションやフロントフォークに組み込んだ時に、ある程度荷重を掛けておくことをいいます。 通常、バネを組んだフロントフォークやリアサスペンションは、車体の重さで縮みます。人が乗れば更に縮みます。 しかし、プリロードを掛けて、あらかじめバネを縮めておくと、車体に組み付け、人が乗った状態で縮む量を調整することが可能です。 例えば、車体に組み付け、人が乗った状態だと、10ミリ下がるとすると、プリロードを掛けることで、下がる量を7ミリにしたり、5ミリにしたりすることが可能です。 結果的にはプリロードをかければ、かけるほど、車高は高くなります。 こういった機構の為、プリロードの調整と言うと、車高の調整が出来るというぐらいの認識の方もいらっしゃいますが、 プリロードの調整をすることで、車高が変わるほかに車体の動きも大きく変わります。 あらかじめバネを縮めておくわけですから、弱い力が加わっても、バネは縮まなくなり、必然的に硬くなります。 つまり小さなギャップなどを細かく拾うようになってしまいます。 また、プリロードを掛けておくことで、バネは縮みますので、常に元の長さに戻ろうとする力が働くことになります。 結果的に段差などで縮んだバネは通常時に比べて、元に戻ろうとするする力が強くなることになります。 車高・サスペンションの沈み方・サスペンションの伸び方。 サスペンションの動きの全てに関わるのがプリロードの調整なのです。
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